プライベートの充実が図りやすくなる

就業時間が長いわけではなく、残業や夜勤もないのに仕事がつらいという看護師がいます。そうした看護師によく見られる特徴が、通勤に長時間をかけていることです。例えば、通勤に往復2時間かかる状況だと拘束時間が2時間も増えてしまいます。自分で車を運転する場合はもちろん、電車やバスに揺られているだけでも疲れを感じてしまう人は多いでしょう。仕事内容が同じであっても、通勤に多くの時間を取られると疲れが倍増してしまうのです。

長期間働ける職場を探している看護師は、通勤のしやすさにこだわる必要があります。職場へのアクセスは大切ですが、最も重視されるのは通勤時間です。通勤時間が長くなればなるほど、自分の時間は少なくなります。車で移動して1時間かかる職場よりも、10分で行ける職場の方が精神的にも楽でしょう。また、通勤時間を短縮できれば、起床時間を遅らせることも可能です。例えば、7時10分に起床するのと8時に起床するのとでは、身体への負担は大きく変わります。後者は50分も多く睡眠時間を確保できるので、疲労とストレスを効率良く解消できるでしょう。

自宅のすぐ近くにある職場なら、昼休みは自宅で過ごす選択肢もあります。看護師を採用する雇用側としても、通勤距離が短い人を優遇することは少なくありません。交通費の金額を減らせるうえ、通勤中に事故や怪我などに遭遇するリスクも減るためです。通勤しやすい職場で働くことは、看護師と雇用側の双方にメリットがあります。